全員とは言いませんが、多くの子どもは、外遊びが大好きです。買い物も歩いていくとすごく喜んでくれます。外遊びにはたくさんのメリットがあります。
外遊びのメリット、デメリット、外遊びに便利なアイテム、外遊びができない場合のおすすめの方法について紹介します。
外遊びのメリット
外遊びにはたくさんのメリットがあります。特に幼児期においては、心身の発達において重要です。
1） 体力・運動能力の向上
体力は人間の活動に必要です。健康の維持、意欲や気力などの精神面充実にも大きくかかわり、人が生きていくために重要です。特に幼児期は、神経機能の発達が著しく、タイミングよく動いたり、力の加減をコントロールしたりするなどの運動を調整する能力が顕著に向上する時期となっています。
この能力は、周りの状況の的確な判断や予測に基づいて行動する能力を含み、けがや事故を防止することにもつながります。
（2）健康的な体の育成
幼児期の適切な運動は丈夫でバランスのとれた体を育みやすいです。特に運動習慣を身に付けると、身体の諸機能における発達が促され、生涯にわたって健康的で活動的な生活習慣の形成にも役立つ可能性が高く、成人後も生活習慣病になる危険性は低くなると考えられています。
また、体調不良を防ぎ、身体的にも精神的にも疲労感を残さない効果があります。
（3）意欲的な心の育成
幼児にとって体を動かす遊びなど、思い切り伸び伸びと動くことは、健やかな心の育ちを促す効果があります。また、遊びから得られる成功体験によって育まれる意欲や有能感は、体を活発に動かす機会を増大させ、何事にも意欲的に取り組む態度を養います。
（4）社会適応力の発達
幼児期には、徐々に多くの友達と群れて遊ぶことができるようになっていきます。その中でルールを守り、自己を抑制し、コミュニケーションを取り合いながら、協調する社会性を養うことができます。
（5）認知的能力の発達
運動を行うときは状況判断から運動の実行まで、脳の多くの領域を使用します。すばやい方向転換などの敏捷な身のこなしや状況判断・予測などの思考判断を要する全身運動は、脳の運動制御機能や知的機能の発達促進に有効です。
幼児が自分たちの遊びに合わせてルールを変化させたり、新しい遊び方を創り出したりするなど、遊びを質的に変化させていこうとすることは、豊かな創造力も育むことにもつながります。［1］
外遊びのデメリット
幼児期の外遊びはよい点が多いです。しかし、デメリット、注意すべき点もあります。
紫外線
外出する際に、紫外線を気にするママは多いでしょう。
紫外線にはビタミンDを合成し骨を強くする作用がありますが、日焼けによる皮膚の炎症、シミやしわ、皮膚がんなどの健康被害があります。子どもに綺麗な肌でいて欲しい、自分も焼けたくない人は対策が必要です。
UVインデックスに応じた紫外線対策（参考：環境省「紫外線環境保健マニュアル」）
環境省「紫外線環境保健マニュアル」（PDF形式:約4MB）はこちらをご覧ください。一日のうちの最大のUVインデックスを、大きさ別に5段階に分け、一ヶ月間にそれぞれ出現した頻度を示します（統計期間：1994～2008年）。
気象庁のデータによると那覇では、安心して戸外で過ごせる日はほとんどありません。札幌でも4月〜9月は紫外線に注意する必要があり、真冬以外は紫外線対策が必要となります。
危険
家の中には自分たちが買ったものしかなく、何があるか把握できていますが、屋外には危険な物や汚いものもいっぱいあります。
尖ったものや錆びたもの、不衛生なものなど子どもが何に興味を持ち、触ってしまうかわかりません。高いところに登って落ちてしまったり、危険なものを触って怪我をしないように常に注意を払っておかなければなりません。
砂遊びをしている手で目を触ってしまうと、場合によってはものもらいになってしまったりもします。
熱中症
5月くらいからは天気の良い日はとても暑い日があります。長時間外にいて夢中になって遊んでいると熱中症の危険があります。水分補給や塩分補給、木陰で休むなど積極的に予防しましょう。
虫刺され
虫刺されも心配です。朝夕は涼しく外遊びしやすいですが、蚊も多いです。子どもはかゆいと我慢できずに掻きむしってとびひとなる場合もあります。とびひとなると他人にうつす恐れがあるため、プールは出来ません。
※とびひとは民間で言われる俗名で、皮膚科の正式病名は伝染性膿痂疹（でんせんせいのうかしん）と言います。細菌による皮膚の感染症です。ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌（溶連菌と略します）などが原因菌です。接触によってうつって、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がるから、たとえて“とびひ”と言うのです。あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。また、鼻孔の入り口には様々な細菌が常在しているため、幼児・小児で鼻を触るくせがあると、鼻の周囲からとびひが始まったり、その手であせもや虫刺されなどをひっかくことでとびひになってしまいます。引用：皮膚科Q &A /日本皮膚科学会
虫除けスプレー、虫除けリングも良いですが、毎回スプレーするのが面倒、匂いが気になる場合にはおにやんまのフィギュアがお勧めです。
その他
その他外遊びが楽しすぎてなかなか帰ってくれない、洋服が汚れてしまうもしくは破れてしまう、公園のトイレでおむつ替えができないなどの場合もあります。
外遊びができない場合にお勧めの方法
外遊びには多くのメリットがあり、子どもも大好きです。しかし、赤ちゃんがいる場合や真夏、真冬などは長時間外にいるのは大変です。そんな時には、大型遊具がお勧めです。
アスレチック
子どもは滑ったり、潜ったりが大好きです。柔らかい素材で約2畳分に収まるサイズでお勧めです。
サークルトイズ
大型遊具は値段が高いです。お店にある時にはずっと遊んでいても実際買ってから遊んでくれるかはわかりません。そんな方にお勧めなのが大型遊具のサブスクサービスのサークルトイズです。
月額3980円（税込）のバリュープランと送料無料月額9980円（税込）のプライムプランがあります。大型遊具を試してみたい場合やお気に入りの遊具を長く使いたい方はバリュープランがお勧めです。遊びたい遊具がコロコロ変わってしまう子には、送料無料のプライムプランがお勧めです。
本州・四国（離島を除く）まで利用することができ、多少の傷や汚れならば弁償不要です。月額なので、赤ちゃんを外に連れて行きたくない新生児期や真夏、真冬に使ってみるのもお勧めです。
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